-
2020.06.29
Column
No.1「仕事のやりがいにつながるホスピタリティ」
第1号となる本コラム。いろいろなことをお伝えしたい中、「ホスピタリティはお客様のみならず、自分の為にもなる」ということを記載したいと思います。
ホスピタリティを私たちは「相手に喜んでもらうために自ら進んで行う相手の期待を超える気持ちと行動」と定義をしています。この定義や区切っている文節に私たちが重要視している想いがあるのですが、それは次回以降にご紹介させていただくことにして、今回は「ホスピタリティ≒おもてなし・思いやり・気づかい、など」と理解・認識されているこの概念が自分自身にとってもプラスになることをご紹介いたします。
人はどんな時に仕事のやりがいを覚えると思いますか?
もちろん人それぞれではありますが、「誰かの役に立てた」と実感した際に、やりがいを強く覚えると言われています。これは職務特性理論という中でも“有意義性”として提唱されています。ホスピタリティある対応により、相手(お客様や家族、友人、仲間など自分以外の全ての他者)から喜ばれた際、誰しもがうれしい気持ちになるのではないでしょうか?これが仕事の場面として考えると、お客様や同僚に喜ばれたことで『やって良かった』という気持ちになり、引いては会社などの組織貢献にもつながった、ということで仕事のやりがいにつながります。
また、このような仕事のやりがいを覚えるのは相手が喜んでいただけるからこそ、ととらえると、ホスピタリティある対応を自ら実践していく、という“自律”にもつながるのではないでしょうか。相手が喜ぶ、自分もやりがいを覚える、こんな関係が築ければ理想ですよね。
私たちはホスピタリティ産業ともいわれているツーリズム産業に立脚した人材ビジネスを行っている会社です。就業環境が大変厳しいとも言われているツーリズム産業ですが、本来あるべきホスピタリティを発揮し続けることで、仕事のやりがいを覚える機会が増え、結果として定着率向上、意欲向上などの“正のサイクル”に入ることが可能なはずです。この“正のサイクル”を構築することが私たちの使命だととらえています。
人材不足が深刻化しているツーリズム産業ではありますが、この産業の原点である“ホスピタリティ”を実践し続けることで課題解決につなげる一歩となるのではないかと私たちは考えております。もちろん、この産業だけではなく、すべてのビジネスパーソンにも実践いただくことで、今ある仕事を前向きにとらえられるようになると思います。本コラムをご覧いただいている全ての皆さんがホスピタリティを意識・実践していただければ幸いです。