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2021.03.18
Column
No.10「信頼関係のその先に」
本コラムも10回目。月に1度のペースで挙げてまいりましたが、この10か月間、様々な出来事があったように感じ、色々な角度で振り返ってみました。外的環境ではコロナにより先行き不安である状況はあまり変わらずですが、それ以外の環境で筆者にとっては大きく2つのことが変わっていることに気づきました。
一つは私事で恐縮ですが、娘が20歳を迎えたこと。娘と初めて飲んだお酒の味と、少しこれまでとは違う親子の会話は忘れられません。
そしてもう一つは弊社が新体制となり約10か月。合弁会社ですので両社の会社から集まったメンバーで構成されていますが、あのよそよそしさ、元の会社メンバー同士で固まる状況はほぼ解消されているように感じます。結果、本音で意見し合うことも多くなり、時に衝突をする機会も目にするようになりました。
私は目指すべき目標が一緒であれば、そこに到達するための方策は色々なアプローチがありどれが最適解なのかは意見が分かれてしかるべきだと考えています。そのために意見が衝突することは逆に良いことであり、議論しつくしたからこそ決めた際には全員が納得している状態になりやすく、かつ一致団結できると経験上感じています(納得しないまま進めて後で空中分解してしまう方が回復にパワーがかかります)。
この事象を俯瞰的にみると、11か月前までよそよそしく会話をしていた関係が、コロナで物理的に会う機会が少なかった中でも本音で意見をぶつけ合うレベルまで来たわけですから社員間の関係も深まったなと感じます(もちろん当事者同士は意見が衝突し、白熱した直後はモヤモヤしているとは思いますが)。次の20回目に振り返った際、今の社員間の関係がさらに深まりどうなっているのか、今から楽しみにしています。