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No.25「活動結果を今後にどう活かすか」

 弊社は会計期が12月度のため、7月から下半期を迎えます。そこで上半期の成果と反省を行いっているのですが、定量・定性面の課題を反省しつつ、成長・成果を確認しあい、下期のリカバリープランを策定しております。

 皆様ももちろん実施されていらっしゃる、このPDCAサイクルではありますが、形式的もしくは表層的になられているのではないかと危惧する場面が多々ございます。

 成果であれ、課題であれ、「なぜ成果が出たのか」「なぜうまくいかなかったのか」の要因分析を明確にしなければ、次なる改善、新たな計画につなげられません。特に感じるのは、「なぜ成果が出たのか?」という検証をおろそかにし、課題の検証を主としている場面が多いように感じます。日本人の“謙虚さ”という国民性なのかもしれませんが、成果にもしっかりと着目し、一年間での成長・成果も確認しなければ社員・スタッフひいては会社として自信を失うばかりか、新たな取り組みをしていく風土も醸成できません。

 組織レベルではなくとも、個人単位でも同様です。部下を持つ上司は、半年間の部下の成長にしっかりと着目することで成長過程を承認でき、新たな目標策定につなげていくことができます。部下のやる気と課題意識を醸成させるには、成果と課題の両面を抑え、その上で次につなげる検証を両者でしなければなりません。

 ホスピタリティマネジメントの観点でも、「お客様からのご要望の声」を検証し、改善につなげるミッションを持たれている社員の方は多くいらっしゃいますが、「お客様からのお褒めの声」を検証し、組織の活性化やナレッジシェアなど、前向きな活用をされるミッションを持たれている社員の方が少ないように感じます。

 成果と課題、共に要因分析を精緻に実施し、改善につなげていくことは、新たな半期を迎えるにあたり必要な取り組みであり、その上で一段高い目標のもと、活動をしていくことが社員・スタッフ・企業の成長、そしてお客様のお喜びにつながるはずです。

 弊社も上半期の成果と課題を踏まえ、新たなチャレンジをしつつお客様の価値向上の一助となるパートナーとして信頼を得続けられるようメンバー社員一同にて尽力してまいります。